Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
《あっちゃん、もう来てるかなぁ?
…早く行こ。
急げ、急げ、急げ…》
歩く足を早める。
10分くらい歩いた。
駅が近くなって来る。
駅に近づくに連れて、雪の降り方も激しさを増すばかりだ。
…さっきまではちりぽりとしか降っていなかったのに。
『あ、やっと駅が見えたぁー!』
小走りになるあこ。
駅まではあと50m位だ。
《ドキドキしてきちゃった!!》
そんな自分が可愛く思えてしまう。
フフッっと笑いながら、白いワゴン車の横をすり抜けようとした。
何とも思わずに…。
「あっ!あれ、あこ姉じゃねぇっ!?」
「えっ!嘘!どこっ?」
駅では学校帰りに一緒にバスを待っていた卓ちゃんとユキが、小走りで白い車の横をすり抜けようとしているあこを指差して話していた。
…早く行こ。
急げ、急げ、急げ…》
歩く足を早める。
10分くらい歩いた。
駅が近くなって来る。
駅に近づくに連れて、雪の降り方も激しさを増すばかりだ。
…さっきまではちりぽりとしか降っていなかったのに。
『あ、やっと駅が見えたぁー!』
小走りになるあこ。
駅まではあと50m位だ。
《ドキドキしてきちゃった!!》
そんな自分が可愛く思えてしまう。
フフッっと笑いながら、白いワゴン車の横をすり抜けようとした。
何とも思わずに…。
「あっ!あれ、あこ姉じゃねぇっ!?」
「えっ!嘘!どこっ?」
駅では学校帰りに一緒にバスを待っていた卓ちゃんとユキが、小走りで白い車の横をすり抜けようとしているあこを指差して話していた。