Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「ハイ!!拉致完了~!!フハハッ、維持けてねぇで大人しく座ってろっ!!」
恥ずかしい!
恥ずかし過ぎるっ!!
あこは1人赤面してうつ向いてしまった。
…別に担いがれた事が恥ずかしいんじゃない。
あこの体をシートの上に降ろす時。
あまりにもそ~っと、まるで大切な物でも置くかの様に座らせられたのが恥ずかしかった。
女のくせに、女の子扱いされたみたいで恥ずかしかった。
革のシートはひんやりとしていて、熱った体を冷やしてくれてる様で、心地いい。
ガチャ……バンッ!!
赤面してうつ向いたままのあこの隣に、笑顔のエリが乗り込んで来た。
エリは、あこの変化に一早く気付く。
なんてったって、中学から一緒の大親友だ。
「おっ邪魔しまーす♪
すっげっ!!革シートだし~!!
おっ?あこ?どーしたぁ?お顔が赤いぞ~!!」
あこの耳元で、ヒソヒソと内緒話をする様に小声で話すエリ。
どーしたもこーしたもないよっ!!
あこはわざとらしく、ニタニタと笑うエリを無視した。
だって…本当に顔から湯気が出てそうだったから。
「よし、皆乗ったな!出発~!!」
ヒロトくんの言葉と同時に、アツシくんがアクセルを踏み込んだ。
エリは、あこの“何か”に気付いてしまったのか、いつまでもあこを見て微笑んでいた。
「ギャハハハ!!」
♪~♪~♪~
「アハハハハッ、マジで言ってんの~?」
車内には、エリとヒロトくんの明るい笑い声と、オーディオから流れる低音が響き渡っていた。
恥ずかしい!
恥ずかし過ぎるっ!!
あこは1人赤面してうつ向いてしまった。
…別に担いがれた事が恥ずかしいんじゃない。
あこの体をシートの上に降ろす時。
あまりにもそ~っと、まるで大切な物でも置くかの様に座らせられたのが恥ずかしかった。
女のくせに、女の子扱いされたみたいで恥ずかしかった。
革のシートはひんやりとしていて、熱った体を冷やしてくれてる様で、心地いい。
ガチャ……バンッ!!
赤面してうつ向いたままのあこの隣に、笑顔のエリが乗り込んで来た。
エリは、あこの変化に一早く気付く。
なんてったって、中学から一緒の大親友だ。
「おっ邪魔しまーす♪
すっげっ!!革シートだし~!!
おっ?あこ?どーしたぁ?お顔が赤いぞ~!!」
あこの耳元で、ヒソヒソと内緒話をする様に小声で話すエリ。
どーしたもこーしたもないよっ!!
あこはわざとらしく、ニタニタと笑うエリを無視した。
だって…本当に顔から湯気が出てそうだったから。
「よし、皆乗ったな!出発~!!」
ヒロトくんの言葉と同時に、アツシくんがアクセルを踏み込んだ。
エリは、あこの“何か”に気付いてしまったのか、いつまでもあこを見て微笑んでいた。
「ギャハハハ!!」
♪~♪~♪~
「アハハハハッ、マジで言ってんの~?」
車内には、エリとヒロトくんの明るい笑い声と、オーディオから流れる低音が響き渡っていた。