Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
キョロ…キョロ…
あこは辺りを見回した。

《あっちゃんの家だ。
良かった…あいつらはもういない。》

「ただいまー!!
オイ…ばばぁ、風呂沸いてる?」
あっちゃんは玄関でおばちゃんを呼んだ。

…パタパタパタ。
おばちゃんのスリッパの音。

「ハイハイ。おかえ……………っ!!」
一瞬でおばちゃんがあこを見て顔色を変えた。

『…?おばちゃん?』
《おばちゃん、あこ、何処か変?
…どうして、そんな悲しい顔してるの?
いつもみたいに笑って?》

おばちゃんがあっちゃんをぐっと睨みつけた。
「…ッ。どうしたの?これは…
アツシ、説明しなさいっ…ッッ…」
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