Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
ハッ…っとしてしまった。
変わってない。
あっちゃんは、何も変わってない。
あこが汚れても優しい目で見つめてくれた。
『………。』
ザー…ザッパーン。
シーンとなった冷たい冬の海は、波の音だけが響いた。
あこは暴れるのをやめた。
あっちゃんの真っ直ぐなその目が苦しい。
見れない…
「俺が背負うよッ!!
お前の変わりに、全部!嫌な事も、今日の事も、全部、あこの変わりに俺が背負って生きていく!!!
だから、あこは、全部忘れて…俺について来てくれたら、それでいいからっ…」
“俺が全部背負うから”
その一言があこの凍りついた心を溶かし始めた。
《あこは、一人じゃない。》
『…ウッ…グスッ…うぇぇぇ――――。』
何かを吐き出す様に涙が出てきた。
変わってない。
あっちゃんは、何も変わってない。
あこが汚れても優しい目で見つめてくれた。
『………。』
ザー…ザッパーン。
シーンとなった冷たい冬の海は、波の音だけが響いた。
あこは暴れるのをやめた。
あっちゃんの真っ直ぐなその目が苦しい。
見れない…
「俺が背負うよッ!!
お前の変わりに、全部!嫌な事も、今日の事も、全部、あこの変わりに俺が背負って生きていく!!!
だから、あこは、全部忘れて…俺について来てくれたら、それでいいからっ…」
“俺が全部背負うから”
その一言があこの凍りついた心を溶かし始めた。
《あこは、一人じゃない。》
『…ウッ…グスッ…うぇぇぇ――――。』
何かを吐き出す様に涙が出てきた。