Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『そんな事っ!!…してないっ!!
…そうしたのは有美さんじゃないっ!!!』
抑えていたはずの怒りが込み上げてくる。
芝生の草をぎゅっと掴んだ。
「分かってるっ!!
…全部…全部、アツシさんとヒロトさんから聞いたんだ…俺ら。」
「えっ!?」
『えっ!?』
あことエリの声が重なり合った。
『…あっちゃんと話したんですか?
あっちゃんに会ったの?いつ!?』
「俺らがあこちゃんを傷付けた翌日だった。
アツシさんとヒロトさんが、俺らの溜り場に来たんだ…」
あの日、あこを殴った男の目から、ポツリと涙が一粒落ちた。
「俺らの溜り場に来て…
俺ら…てっきり二人にボコられるか警察に突き出されると思ったんだ。
アツシさんとヒロトさんは俺ら地元の中でも、怒らせたらヤバイって言われるくらい、喧嘩っぱやくって。怖い存在の二人だったから。」
優しいあっちゃんとヒロトしか知らないあことエリはビックリした様にお互いを見合った。
…そうしたのは有美さんじゃないっ!!!』
抑えていたはずの怒りが込み上げてくる。
芝生の草をぎゅっと掴んだ。
「分かってるっ!!
…全部…全部、アツシさんとヒロトさんから聞いたんだ…俺ら。」
「えっ!?」
『えっ!?』
あことエリの声が重なり合った。
『…あっちゃんと話したんですか?
あっちゃんに会ったの?いつ!?』
「俺らがあこちゃんを傷付けた翌日だった。
アツシさんとヒロトさんが、俺らの溜り場に来たんだ…」
あの日、あこを殴った男の目から、ポツリと涙が一粒落ちた。
「俺らの溜り場に来て…
俺ら…てっきり二人にボコられるか警察に突き出されると思ったんだ。
アツシさんとヒロトさんは俺ら地元の中でも、怒らせたらヤバイって言われるくらい、喧嘩っぱやくって。怖い存在の二人だったから。」
優しいあっちゃんとヒロトしか知らないあことエリはビックリした様にお互いを見合った。