Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『エリ…もういい。
…警察、行かない。』
さっきまでは行くつもりだった。
でも、今は………

『…あなた達を警察に突き出すつもり…ありません。
でも一生、許す事も出来ません。
…ただ…約束して下さい。
もう…何があっても、もう二度とあんな事…絶対にしないって、約束して下さい。』

あこを犯した二人は、キョトン…と表紙抜けした顔で、あこを見上げた。

警察につき出される覚悟で、あこのいる大学へ来たのだろう。

…それは、どれだけの覚悟だったのか。

「約束するよ…本当に…ごめんなさい。」
< 225 / 376 >

この作品をシェア

pagetop