Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
…!
そうだ。
あっちゃん報告がある。

『…あっちゃん?
今日ね?二人の訪問者が来たよ。大学に…』
ぎゅぅぅ
あっちゃんの右腕を掴んだ。
あっちゃんの目をじっと見つめる。

「…あぁ…俺が、大学教えたんだ。
どうしても、お前に謝りたいって。
昨日、俺の家に頭下げに来た。
ごめんな…勝手に。」
あっちゃんのつり上がった眉毛が垂れ下がってる。

そっか、あっちゃんが教えたんだね。

『うん。いいの。
最初は…やっぱ…怖かったケド!(笑)
今はね…あこの中で、何かが変わった気がする。…大丈夫。』

久々にあこの晴れ晴れとした顔。
まだ、快晴とは言えないけど、晴れ晴れとしている。

あっちゃんは、少し安心した顔をした。
「そっか…。
…だから…アイツらが行くって言うから、大学教えつつ、心配でさ…。
仕事さぼっちまった!!」

『プッ(笑)!!』

…そうだと思った!!
煙草の吸い殻の量を見れば分かる。
大分前から、待っててくれた事。
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