Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
――――!!
『ギャ―――!!』

研究室にはあこの悲鳴が響いた。

あこはみんなに押さえつけられて、無理矢理メイド姿にさせられた。

『もうっ…最悪だよ…』

「あこ、似合ってるー。思った通り!
メイドは童顔に限るねっ!!(笑)」

確かに…童顔で背が低いあこにメイド服が妙に似合ってしまった。

「さっ。行こう?」

ウエイトレス姿の皆に挟まれて、隠れる様にちょこちょことうつ向いてあこも研究室を後にした。

《最低…あっちゃんに見られませんように…》

どうしてだろう。
最悪な時は、必ずと言っていいほど、もう一個最悪がついてくる。

「ねぇっ!!あの二人組の人達、かっこよくないっ!?
背ぇ高ーいっ☆」

「あっ☆私は右の人が好みかな?」

「えーっ?私は左かなぁー?」
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