Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「プッ…(笑)…可愛いー、可愛いー(笑)」
あっちゃんの八重歯が見えた。
「…てか、メイドじゃんっ!!ギャハハハッ(笑)」
失礼にも程かある。
ヒロトくんのバカ。
ヒロトを睨んでいると、後ろから聞こえてきた。
「えー!二人とも、女持ちじゃん!」
何気無く、ヒロトを見ると、横には手を繋いでエリが立っていた。
《エリもさっきの女の子達の会話聞いたんだ!
エリも、ヒロトくんに他の女の子近づけたくないんだね。》
女の子はみんなそう。
大好きな人を独占したいんだ。
その時、あっちゃんは、あこをだっこしながら、ある一人の視線に気付いていた。
“何だ?アイツ…あこの事見てる。”
その視線に気付いた人がもう一人いた。
エリだった。
“ケン…こんな場面、あこを想ってきた奴にはキツイなぁ…
ちょっと、ケンに同情。”
そして、ケンはあこを見つめながら、教室に入って行ってしまった。
あっちゃんは思っていた。
“アイツは、毎日、俺の知らない、大学生のあこを見ているのか…”
あっちゃんの八重歯が見えた。
「…てか、メイドじゃんっ!!ギャハハハッ(笑)」
失礼にも程かある。
ヒロトくんのバカ。
ヒロトを睨んでいると、後ろから聞こえてきた。
「えー!二人とも、女持ちじゃん!」
何気無く、ヒロトを見ると、横には手を繋いでエリが立っていた。
《エリもさっきの女の子達の会話聞いたんだ!
エリも、ヒロトくんに他の女の子近づけたくないんだね。》
女の子はみんなそう。
大好きな人を独占したいんだ。
その時、あっちゃんは、あこをだっこしながら、ある一人の視線に気付いていた。
“何だ?アイツ…あこの事見てる。”
その視線に気付いた人がもう一人いた。
エリだった。
“ケン…こんな場面、あこを想ってきた奴にはキツイなぁ…
ちょっと、ケンに同情。”
そして、ケンはあこを見つめながら、教室に入って行ってしまった。
あっちゃんは思っていた。
“アイツは、毎日、俺の知らない、大学生のあこを見ているのか…”