Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『あぁっ!あっちゃん、あこ、行かなきゃっ!
時間で交代だから、お昼…12時まで!!
当番なんだっ!』

「あぁ、じゃ12時に合流な!」
あこの頭をやさしく撫でて、走り去るあこの背中を見つめた。

「あぁっ☆私もだ!!ヒロト、アツシくんっ、後でねっ!!」
エリも、あこの後を追った。

『いらっしゃいませ!
ご注文はお決まりですかぁ!?』
あこは家族連れのお客さんに注文をとりながら、思っていた。

《…あと、一時間もある…早くあっちゃんと回りたいよ!!》

注文をとって、レジへ向かった時だった。

「あこ?ちょっといい?」
レジ横の仕切りの裏からケンがあこに手招きをした。

『…?何っ?』
呼ばれた仕切りの裏に入って行った。
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