Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
着替えてあっちゃんとヒロトを探す。

…いた!!

背の高い二人は探さなくてもすぐに見つける事ができた。

「おまたせー!!」
あことエリの声がかさなりあった。

「よっしゃ、何食いたい??」
ヒロトの問いに、あことエリの答えが重なった。

「パスター!!」

「げげっ!!お前ら仲良すぎっ(笑)
レズ!?」

ヒロトはいつも下ネタ炸裂だ。
まぁ…ヒロトが言うと笑いになるから全然OK。

あっちゃんを見ると、何やら難しい顔をしている。

『…?あっちゃん?
行こっ!!』
あっちゃんの手を握って引っ張る。

「お…おー。」
難しい顔がいつもの優しい顔になった。

“やっぱり、あこは可愛い。
いつもと変わらないあこだ。
焼きもちなんて俺らしくない、やめた。”

あっちゃんはあこの手を握り返した。

人混みで狭い廊下を4人で歩く。
先に、エリとヒロトが前を歩く。
そのすぐ後ろを、手を繋いだあことあっちゃんが歩いた。
< 247 / 376 >

この作品をシェア

pagetop