Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「でも、いざ付き合ってみたら…最低ッ!!

こんな感情のない人間いたのかよっ!?…ってくらい酷かった。

私が、男と二人で遊んでも何も言わない。
ヤキモチもやかない。一度もね!(笑)

極めつけが、毎日違う女連れて歩いて…

浮気
浮気
浮気。

責めても、責めても、泣いても、顔色一つ変えない。」

あこは表情がくるくる変わるあっちゃんしか見たことがない。

「別れようって言えば“分かった”

別れたくないって言っても“分かった”

でも、そんなアイツから離れらんなくて…好きだったから…」

あこも同じだ。
もうあっちゃんからは離れられない。
それくらい、大好き。

「…でも、そんなアイツが一人の女の子に出会って変わった。

あこちゃんにね。

正直、悔しくて、悲しくて、あこちゃんが憎たらしくて仕方なかった。

でも、今日、分かったの。

どうして、アツシがあなたに惹かれたのか…」

今までに無い、優しい表情の有美に少し戸惑ってしまう。

「実際…私が、今、変わったもの!」

『えっ!?
何がですかっ!?』
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