Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『うぅっ…風が冷たい!!…もう11月も近いだもんねっ…』
道端では、茶色の枯れ葉が風に吹かれて、ダンスをしていた。
秋の冷たい風があこの頬を撫でて、走り去って行った。
そして…
いつもの様にエリと合流して。
いつもの様に大学へ向かう。
いつもの様に講義を受けた。
変わった事と言えば、ケンがあこを避け始めた事くらいだった。
午前10:00。
あっちゃんの家から近い、総合病院。
あっちゃんは検査結果を聞き終えて、会計をするため、椅子に腰かけて呆然としていた。
風邪を引いている人。
怪我をしている人。
あっちゃんの回りはいろんな患者さんで騒がしい。
「あれっ?アツシ?
どうしたの?風邪?」
あっちゃんの肩をポンッと叩いたのは有美だった。
「おぅ!有美こそ………」
有美の右手には産婦人科の診察券が大切そうに握られていた。
「…!!有美…お前、もしかしてっ…」
あっちゃんの顔が明るくなった。
道端では、茶色の枯れ葉が風に吹かれて、ダンスをしていた。
秋の冷たい風があこの頬を撫でて、走り去って行った。
そして…
いつもの様にエリと合流して。
いつもの様に大学へ向かう。
いつもの様に講義を受けた。
変わった事と言えば、ケンがあこを避け始めた事くらいだった。
午前10:00。
あっちゃんの家から近い、総合病院。
あっちゃんは検査結果を聞き終えて、会計をするため、椅子に腰かけて呆然としていた。
風邪を引いている人。
怪我をしている人。
あっちゃんの回りはいろんな患者さんで騒がしい。
「あれっ?アツシ?
どうしたの?風邪?」
あっちゃんの肩をポンッと叩いたのは有美だった。
「おぅ!有美こそ………」
有美の右手には産婦人科の診察券が大切そうに握られていた。
「…!!有美…お前、もしかしてっ…」
あっちゃんの顔が明るくなった。