Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「やだアツシ!!あこちゃん来るんだったら、言ってよねっ?」

ガバッと布団に隠れた有美。

「あぁ、そっか、今日お前の事呼んだっけ?俺。忘れてたし!(笑)

わりぃ、わりぃ。
こっち来て座れば?」

あっちゃんは、ソファーを指差して、あこに手招きをした。


何?何が起きてるの?
あっちゃんの言ってる事が分からない。

『何…してるの?あっちゃん…
どうして?有美さん…

ごめ…あこ、よ…く分からなくて…』

「見りゃぁ、分かんだろ?(笑)
あこはおこちゃまだからわかんねぇかっ!(笑)」

あっちゃん…変だよ。おかしいよ。

『あっちゃ…』
あこはその場に座り込んでしまった。

ポロッ…
あこの目から、涙が溢れ落ちてしまった。

『あっちゃんっ?
あこは………あっちゃんの彼女だよねっ?』
そうだよね?
あっちゃん…今日はどうかしちゃっただけだよね?
あこはあっちゃんの彼女だよね?
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