Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「うおっ!もうこんな時間かよ?
俺ら、明日…つか、今日か…朝5時から仕事なんだよなぁ…そろそろ帰らねぇか?」
あっちゃんは、折り畳み式の携帯電話を開き、覗き込むと、時間を確認しながら言った。
am. 2:15
5時から仕事??
一体、何の仕事してるんだろう…
あこは、1つでもいいから、あっちゃんの事が知りたくなっていた。
口が勝手に動いてしまう。
『ねぇ、あっちゃんて何のお仕事してるの?』
「ふぁぁぁ~!!あん?仕事か?
トビ!!俺らの仕事は、天気に左右されっから…晴れたら朝早ぇーの!な?ヒロト!」
「お~、マジでだりぃけどな!!」
どうやら、あっちゃんとヒロトくんは同じ職場ならしい。
鳶職なんだぁ。
へぇ~、かっこいいな。
だから、あんなに肩幅が広いんだぁ…
本当は、まだ一緒に遊びたい気持ちを我慢しつつ、お開きをする事になった。
しょうがないよね、仕事だもんね…
そして、もう一度あっちゃんの車に乗り込んで、エリのお姉ちゃんの新車が待っているコンビニの駐車場へ向かった。
コンビニへ着いて、あっちゃんの車から降りると、運転席の窓が空いてあっちゃんが顔を出した。
「バイバイ!!また機会があったら遊ぼうな!!
気ぃ付けて帰ろよ!」
『うん、またねっ!!』
「アツシくん、ありがとねっ!!」
機会が…もし、その機会が無かったら?
もう、会えないの?
…そんな思いを抱え込みながらも、エリのお姉ちゃんの車に乗り込んだ。
プププッ♪
慣れた様にクラクションを連続で3回鳴らした真っ黒な車は、あこ達の前を通り過ぎると、ゆっくりと小さくなって…そして見えなくなってしまった。
もう会えないのかな…
メールアドレスくらい、聞いておけば良かったかな…
『ハァッ…』
あこが小さな溜め息と共に、がっくりと肩を落とした時だった。
俺ら、明日…つか、今日か…朝5時から仕事なんだよなぁ…そろそろ帰らねぇか?」
あっちゃんは、折り畳み式の携帯電話を開き、覗き込むと、時間を確認しながら言った。
am. 2:15
5時から仕事??
一体、何の仕事してるんだろう…
あこは、1つでもいいから、あっちゃんの事が知りたくなっていた。
口が勝手に動いてしまう。
『ねぇ、あっちゃんて何のお仕事してるの?』
「ふぁぁぁ~!!あん?仕事か?
トビ!!俺らの仕事は、天気に左右されっから…晴れたら朝早ぇーの!な?ヒロト!」
「お~、マジでだりぃけどな!!」
どうやら、あっちゃんとヒロトくんは同じ職場ならしい。
鳶職なんだぁ。
へぇ~、かっこいいな。
だから、あんなに肩幅が広いんだぁ…
本当は、まだ一緒に遊びたい気持ちを我慢しつつ、お開きをする事になった。
しょうがないよね、仕事だもんね…
そして、もう一度あっちゃんの車に乗り込んで、エリのお姉ちゃんの新車が待っているコンビニの駐車場へ向かった。
コンビニへ着いて、あっちゃんの車から降りると、運転席の窓が空いてあっちゃんが顔を出した。
「バイバイ!!また機会があったら遊ぼうな!!
気ぃ付けて帰ろよ!」
『うん、またねっ!!』
「アツシくん、ありがとねっ!!」
機会が…もし、その機会が無かったら?
もう、会えないの?
…そんな思いを抱え込みながらも、エリのお姉ちゃんの車に乗り込んだ。
プププッ♪
慣れた様にクラクションを連続で3回鳴らした真っ黒な車は、あこ達の前を通り過ぎると、ゆっくりと小さくなって…そして見えなくなってしまった。
もう会えないのかな…
メールアドレスくらい、聞いておけば良かったかな…
『ハァッ…』
あこが小さな溜め息と共に、がっくりと肩を落とした時だった。