Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
おばちゃん…
知ってたの?
あっちゃんと有美さんがあこを裏切ってた事も?
酷い。酷い。酷い。
お願い。
あっちゃん、お願い。
嘘だって言って!
あこだけだよって言ってよっ!
追い掛けてきてよっ…
いつもみたいに、あこが潰れちゃうくらいに
力一杯抱き締めてよ…
あこは夢中で走った。
走って走って、どこかへ逃げたかった。
この現実から…
辛い未来から…
逃げたかったんだ。
―あっちゃんの部屋―
「アツシ…今ならまだ間に合うよっ!
やっぱり追い掛けな?」
潜った布団から飛び起きた有美はあっちゃんの背中を押した。
「いいんだよ、これで!」
あっちゃんは自分に言い聞かせた。
有美の顔付きが変わっていく…
「本当に?それが本心なわけっ!?
私は…違うと思う!」
知ってたの?
あっちゃんと有美さんがあこを裏切ってた事も?
酷い。酷い。酷い。
お願い。
あっちゃん、お願い。
嘘だって言って!
あこだけだよって言ってよっ!
追い掛けてきてよっ…
いつもみたいに、あこが潰れちゃうくらいに
力一杯抱き締めてよ…
あこは夢中で走った。
走って走って、どこかへ逃げたかった。
この現実から…
辛い未来から…
逃げたかったんだ。
―あっちゃんの部屋―
「アツシ…今ならまだ間に合うよっ!
やっぱり追い掛けな?」
潜った布団から飛び起きた有美はあっちゃんの背中を押した。
「いいんだよ、これで!」
あっちゃんは自分に言い聞かせた。
有美の顔付きが変わっていく…
「本当に?それが本心なわけっ!?
私は…違うと思う!」