Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
―――!!
『あっ……』
あこが振り向いた先には…
真っ白なブランコの横には、エリとヒロトが立っていた。
『どうして…エリがいるのッ?』
あっちゃんは、あこの背中をそっと押した。
「あこ…あこの大好きな親友、家族、これからする新しい…恋…
大切にしろよ?」
トンッ…
あこの右足が一歩前に出た。
すぐさまエリとヒロトが駆け寄ってきて、あこを抱き締めた。
『……!?イヤッ!!あっちゃんっ…』
エリの腕を振り払って、後ろを振り返った。
涙越しに見えたのは、走り去るあっちゃんの背中だった。
『イヤァァァ!!』
あこは、あっちゃんを追い掛けようと、足を踏み出した。
「あこちゃん!!」
ヒロトがあこの右腕を引っ張る。
『イヤッ!離してよー!!あっちゃんがっ………行っちゃ…
イヤァァァァッ…』
ヒロトの手を振りほどこうとした時、エリがあこを押さえつけるようにきつく抱き締めた。
「あこっ!!ごめんね…あこっ…」
エリはこの時、初めて人間の悲鳴の様な泣き声を聞いた。
『あっ……』
あこが振り向いた先には…
真っ白なブランコの横には、エリとヒロトが立っていた。
『どうして…エリがいるのッ?』
あっちゃんは、あこの背中をそっと押した。
「あこ…あこの大好きな親友、家族、これからする新しい…恋…
大切にしろよ?」
トンッ…
あこの右足が一歩前に出た。
すぐさまエリとヒロトが駆け寄ってきて、あこを抱き締めた。
『……!?イヤッ!!あっちゃんっ…』
エリの腕を振り払って、後ろを振り返った。
涙越しに見えたのは、走り去るあっちゃんの背中だった。
『イヤァァァ!!』
あこは、あっちゃんを追い掛けようと、足を踏み出した。
「あこちゃん!!」
ヒロトがあこの右腕を引っ張る。
『イヤッ!離してよー!!あっちゃんがっ………行っちゃ…
イヤァァァァッ…』
ヒロトの手を振りほどこうとした時、エリがあこを押さえつけるようにきつく抱き締めた。
「あこっ!!ごめんね…あこっ…」
エリはこの時、初めて人間の悲鳴の様な泣き声を聞いた。