Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
どんどん遠くなるあっちゃんの背中。
しまいには、あっちゃんの姿が見えなくなってしまった。
静まり返った公園に聞こえたのは、あっちゃんが去っていく車の音だけだった。
『…ウッ…うぅぅ…グスッ……どうしてっ?
どうしてなのぉ…?』
その場にうずくまり、震えるあこをエリは、包み込むように抱き締めていた。
「あこちゃん、落ち着いて、聞いて?
頼むから…頼むよ…」
ヒロトがあこの肩をぎゅっと掴んで揺すった。
『嫌ッ…あっちゃんが…あっちゃんが…』
あこは完全に自分を失っていた。
パンッ…
『…イタッ…』
「あこ!落ち着いてっ?話…聞いてよォ…」
エリはあこのほっぺを軽く叩いた。
エリも泣いてた…
『………。』
少し落ち着きを取り戻したあこにヒロトが話始める。
「アイツは…今でも、多分この先もあこちゃんだけしか見えない…」
『じゃあっ…どうして別れなきゃいけないのっ!?』
「アイツだって、今、辛いんだよ!あこちゃんと離れるのが!
今日だって、俺、あこが泣いてるの見ると離せなくなるからって、俺らの事、ここに呼んだんだ…
そんくらいの覚悟だったんだよ!
分かってやってくれねぇかな?」
しまいには、あっちゃんの姿が見えなくなってしまった。
静まり返った公園に聞こえたのは、あっちゃんが去っていく車の音だけだった。
『…ウッ…うぅぅ…グスッ……どうしてっ?
どうしてなのぉ…?』
その場にうずくまり、震えるあこをエリは、包み込むように抱き締めていた。
「あこちゃん、落ち着いて、聞いて?
頼むから…頼むよ…」
ヒロトがあこの肩をぎゅっと掴んで揺すった。
『嫌ッ…あっちゃんが…あっちゃんが…』
あこは完全に自分を失っていた。
パンッ…
『…イタッ…』
「あこ!落ち着いてっ?話…聞いてよォ…」
エリはあこのほっぺを軽く叩いた。
エリも泣いてた…
『………。』
少し落ち着きを取り戻したあこにヒロトが話始める。
「アイツは…今でも、多分この先もあこちゃんだけしか見えない…」
『じゃあっ…どうして別れなきゃいけないのっ!?』
「アイツだって、今、辛いんだよ!あこちゃんと離れるのが!
今日だって、俺、あこが泣いてるの見ると離せなくなるからって、俺らの事、ここに呼んだんだ…
そんくらいの覚悟だったんだよ!
分かってやってくれねぇかな?」