Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『あっ、おはよ!』
いつも元気でハイテンションのさきが、あこの席の前の席に座った。
「ねぇ?あこっ☆」
にっこりと白い歯を見せて、後ろに座っているあこを振り返るさき。
いじっていたケータイをパコッっと閉じて、さきに微笑み返した。
『ん?何?』
「まぁたケータイ?
最近のあこってば、ケータイと睨めっこばっかだねぇ?
何かあったのぉ?
エリともギクシャクぢゃあん?」
さきが、心配そうにあこの顔を覗き込んだ。
さき?
あこはね、大好きな人に振られちゃったんだ。
追い掛けようとしたんだよ。
でもね、それを止めたのはね…
エリだった。
…別に怒ってる訳じゃないんだけど…
エリと話すのが気まずいの…
『そっ?そんな事ないよっ(笑)』
無理に作った笑顔。
引きつっているのが、自分でも分かる。
「…?ふぅぅん?
ね!あこ、今日さぁ、みぃーんなでカラオケ行かないっ?
あこ、カラオケ好きじゃんっ☆」
さきのくりくりとした目は女のあこでもドキッっとするくらい可愛い。
『うーん…みんな…って言うと??』
あこは頬ずえをついて、さきに向かって唇を尖らせた。
「えっと…ぅぅーんとォ…うちら仲良し6人とォ………
まだ…決まってない…」
さきは急にうつむいてしまった。
知ってるよ、さき。
あこが元気無いから、元気づけようとしてくれてるんでしょ?
どうせ、今、思いついたんでしょ、カラオケなんて。
だからまだメンバー決まってないんでしょ?
さきはそういう子。
人一倍、人の気持ちに気付ける優しい子。
ありがとね?
いつも元気でハイテンションのさきが、あこの席の前の席に座った。
「ねぇ?あこっ☆」
にっこりと白い歯を見せて、後ろに座っているあこを振り返るさき。
いじっていたケータイをパコッっと閉じて、さきに微笑み返した。
『ん?何?』
「まぁたケータイ?
最近のあこってば、ケータイと睨めっこばっかだねぇ?
何かあったのぉ?
エリともギクシャクぢゃあん?」
さきが、心配そうにあこの顔を覗き込んだ。
さき?
あこはね、大好きな人に振られちゃったんだ。
追い掛けようとしたんだよ。
でもね、それを止めたのはね…
エリだった。
…別に怒ってる訳じゃないんだけど…
エリと話すのが気まずいの…
『そっ?そんな事ないよっ(笑)』
無理に作った笑顔。
引きつっているのが、自分でも分かる。
「…?ふぅぅん?
ね!あこ、今日さぁ、みぃーんなでカラオケ行かないっ?
あこ、カラオケ好きじゃんっ☆」
さきのくりくりとした目は女のあこでもドキッっとするくらい可愛い。
『うーん…みんな…って言うと??』
あこは頬ずえをついて、さきに向かって唇を尖らせた。
「えっと…ぅぅーんとォ…うちら仲良し6人とォ………
まだ…決まってない…」
さきは急にうつむいてしまった。
知ってるよ、さき。
あこが元気無いから、元気づけようとしてくれてるんでしょ?
どうせ、今、思いついたんでしょ、カラオケなんて。
だからまだメンバー決まってないんでしょ?
さきはそういう子。
人一倍、人の気持ちに気付ける優しい子。
ありがとね?