Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『じゃーさ、帰りまでに人集めといてよねぇー!
さきは、無計画得意だかんなぁっ(笑)』

あこの一言で、さきの顔がひまわりのように明るくなった。

「まっかしといてぇ♪」

そして、今日もエリはあこから離れた席に座った。

エリ…ごめんね?
大人になれないあこで。
…でも、やっぱり、あこはあっちゃんが大好きなんだ。



「終了ー!!さきはねぇ、あゆ歌うっ☆」

「えーっ!ずるーい。私もあゆ歌うっ(笑)」

集まったのは、仲良しグループ6人。

あや、さき、ゆうこ、ナミ、あこ。そして、エリ。

クラスの男子も混ざる事に。

ケン、シュウ、まさとの3人。

シュウは、大学で野球部に入っているスポーツマン。

背はそんなに、高くないが、さわやかでモテる。

この間も、一つ年下の子から告白されてた。

まさとは、落ち着いたお兄さんて感じだ。
気さくだから、同い年の友達も多いけど、話に聞くと、年上の先輩とよく飲みに行ったりしてるらしい。

だからかな?
すごく大人な感じ。
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