Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『…あっ…ちゃん?
あこだよ…』

お豆腐の入った袋をぎゅっと握り締めた。

「…ウザイ。」


あっちゃん?
何でそんな冷たい目をしているの?

あこだよ…。

「消えろ…」

―――――?

今なんて…言った?

駅前はこんなに人で溢れているのに

物音一つ聞こえない…。

ダッ…
勝手に足が動いた。

ショックだった。
もう…無理。

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