Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「………!!
どうしてッ!?…ケン?
だったら、それは違うよ。行きな!」
『でもっ…行きたいけど…怖いんだよ…』
カクッ…
あこの頭が垂れ下がってしまった。
エリは今にも潰れてしまいそうなあこを優しく抱き締めた。
エリには分かった。
あこは本当は行きたがっている事。
まだ彼を忘れていない事。
でも、ケンがあこの中で大きな存在になってしまった事も。
「行かないとだめ。
絶対に後悔する…私はそんな気がしてしょうがないよ?あこ…」
エリ?
今になれば、あの日、あこはあの場所へ行って良かったと思うんだ。
エリの言う通り、今頃、後悔を背負って生きていると思うから…
「あこ!帰ろうぜッ?」
いつもと同じ笑顔であこを迎えに来たケンは、何も知らない。
あことあっちゃんの最後の約束を知らない。
『…あっ…ごめん…
今日ちょっと…』
ケンの目を見れない。
どうしてッ!?…ケン?
だったら、それは違うよ。行きな!」
『でもっ…行きたいけど…怖いんだよ…』
カクッ…
あこの頭が垂れ下がってしまった。
エリは今にも潰れてしまいそうなあこを優しく抱き締めた。
エリには分かった。
あこは本当は行きたがっている事。
まだ彼を忘れていない事。
でも、ケンがあこの中で大きな存在になってしまった事も。
「行かないとだめ。
絶対に後悔する…私はそんな気がしてしょうがないよ?あこ…」
エリ?
今になれば、あの日、あこはあの場所へ行って良かったと思うんだ。
エリの言う通り、今頃、後悔を背負って生きていると思うから…
「あこ!帰ろうぜッ?」
いつもと同じ笑顔であこを迎えに来たケンは、何も知らない。
あことあっちゃんの最後の約束を知らない。
『…あっ…ごめん…
今日ちょっと…』
ケンの目を見れない。