Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
おじちゃんもきっと若い頃辛い恋をしたんだね。
きっと……
「おっ!出来た!
ホイ、どうぞっ!!」
真っ白なふわふわの曇みたいなわたあめをあこに差し出してくれた。
『ありがとッ☆』
受け取ったわたあめを指でツンツンとつっつく。
ふわんっ…
今にも空に飛んで行ってしまいそうなわたあめだった。
『ケン!さき達のとこ行こうっ♪
あの一番大きい桜の木の下っ!!』
わたあめを片手にさき達を指差した。
「よし、行くかっ!
落とすなよ?わたあめ。
あこはおっちょこちょいだからなっ(笑)」
ギュッ…
ケンがあこの手を引いて走り出そうとした時だった。
「あこ…ちゃん…
あこちゃんじゃないっ!??」
なんとなく、嫌な予感がした。
この声は………
『有美さん!』
やっぱりね…。
ドクン、ドクン…
駄目だ。やっぱり思い出してしまう。
あっちゃんと別れた前日。
有美はあっちゃんと一つのベッドに横たわっていた。
「あこちゃんっ!
久しぶりだねっ?」
きっと……
「おっ!出来た!
ホイ、どうぞっ!!」
真っ白なふわふわの曇みたいなわたあめをあこに差し出してくれた。
『ありがとッ☆』
受け取ったわたあめを指でツンツンとつっつく。
ふわんっ…
今にも空に飛んで行ってしまいそうなわたあめだった。
『ケン!さき達のとこ行こうっ♪
あの一番大きい桜の木の下っ!!』
わたあめを片手にさき達を指差した。
「よし、行くかっ!
落とすなよ?わたあめ。
あこはおっちょこちょいだからなっ(笑)」
ギュッ…
ケンがあこの手を引いて走り出そうとした時だった。
「あこ…ちゃん…
あこちゃんじゃないっ!??」
なんとなく、嫌な予感がした。
この声は………
『有美さん!』
やっぱりね…。
ドクン、ドクン…
駄目だ。やっぱり思い出してしまう。
あっちゃんと別れた前日。
有美はあっちゃんと一つのベッドに横たわっていた。
「あこちゃんっ!
久しぶりだねっ?」