Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「クククククッ…おぅ!久しぶり!
あこ、元気そうだなっ!」

19日振りのあっちゃんの声。

既に懐かしく感じてしまった。

『…ッ…本当だよ~!!
久しぶり過ぎだしっ!』

待ってたんだよ?
ずっとね、待ってた。

トクトクトクトク…

ついに心臓が暴走し始めてしまった。

きっと、この優しい声のせいだ。
頬が赤くなってるのが分かる。

頬にそっと、手の甲を押し当てると、熱があるんじゃないかと思ってしまった。

…熱い。


神様~!!

このドキドキが、電話を通じて、あっちゃんの耳に届いてしまいません様に…

「だな、久しぶり過ぎかもなっ!!

あのさぁ、突然で悪ィんだけど…明日の花火大会、この前の4人で行かねぇ?」

行きたい!!
絶対行きたいよっ!!!

ギュッ

ついつい、右耳に押し当てている携帯電話を強く握り締めてしまう。

「もし~?
あこ~聞いてんのか~?」
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