Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
『あぁ…あっちゃ…ッッ…グスッ…』
ドサッ………
あこはその場になだれ込むようにうずくまって泣いた。
痛いくらい伝わってくる。
あっちゃんの精一杯の優しさ…。
あの日、何が何でもあっちゃんの背中を追っていたら…
何が何でも、離れないでいたら…
あっちゃん?
あなたは、あの最後の日、どんな思いで、あこを手放したの?
一人でどんなに苦しんだの?
「あこ!!」
追って来たのはケンだった。
あこが行きそうな場所なんて、この公園以外に思いつかなかった。
「大丈夫か?…急にいなくなるなよ…
心配したッッ…。」
ケンはあこを抱き締めようとして手をのばした。
『ケン!!あっちゃんは…あっちゃんはッ………死んじゃうの?
あこ…あの時、あっちゃんから離れなかったら……』
「死なない。死なないよ!絶対!」
あこを抱き締めようとして手を引っ込める。
あこは、まだアイツの事が好きなんだ。
…いや、俺は分かってたはずだ。
俺と一緒に居ても、あこの心は…
俺と一緒に居ても、あこの体は……
いつも、アイツの所にあった。
それでも、俺は見てみぬふりを続けて来た。
あこを苦しめていたのか……?
今、泣いているあこを見て、それでも離したくないと思う自分は…
どこまで欲深いんだ…
ドサッ………
あこはその場になだれ込むようにうずくまって泣いた。
痛いくらい伝わってくる。
あっちゃんの精一杯の優しさ…。
あの日、何が何でもあっちゃんの背中を追っていたら…
何が何でも、離れないでいたら…
あっちゃん?
あなたは、あの最後の日、どんな思いで、あこを手放したの?
一人でどんなに苦しんだの?
「あこ!!」
追って来たのはケンだった。
あこが行きそうな場所なんて、この公園以外に思いつかなかった。
「大丈夫か?…急にいなくなるなよ…
心配したッッ…。」
ケンはあこを抱き締めようとして手をのばした。
『ケン!!あっちゃんは…あっちゃんはッ………死んじゃうの?
あこ…あの時、あっちゃんから離れなかったら……』
「死なない。死なないよ!絶対!」
あこを抱き締めようとして手を引っ込める。
あこは、まだアイツの事が好きなんだ。
…いや、俺は分かってたはずだ。
俺と一緒に居ても、あこの心は…
俺と一緒に居ても、あこの体は……
いつも、アイツの所にあった。
それでも、俺は見てみぬふりを続けて来た。
あこを苦しめていたのか……?
今、泣いているあこを見て、それでも離したくないと思う自分は…
どこまで欲深いんだ…