Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
しかも、回りの皆にも聞こえてしまったくらい、大きな声を出してしまった。
4、5m離れた所から、エリとヒロトくんが、ポカーンと口を開けて、あこを見つめていた。
「プッ…あこ?」
ポンポン…
あっちゃんから優しく頭を撫でられて、ハッっと我に返った。
『あっ……』
うわわっ!
皆こっち見てるよ~…
今の、かなりまずかったかも…
「あこ?有美のヤツ、酔ってるからさ…酔っぱい本気で相手にすんなっ!…でも、ありがとなっ!」
あっちゃんの笑顔は、やっぱりホッとする。
安心する魔法の薬みたい。
「有美~、ちょっと来て~!」
あこ達の所から少し離れた場所に座っている2人の女の人が、有美さんに手招きをした。
2人も、有美さんほどじゃないけど可愛い。
派手目なギャルって感じだ。
「あ~い、今そっち行く~!!」
有美さんは、ビールが半分位入った紙コップを持って立ち上がった。
ふわ…
何の香水かな?凄くいい香り…
甘くて、優しい香りが、あこの鼻を通り抜けた。
あこは、その甘い香りにつられて有美さんを見上げた。
ビクッ
有美さんを見上げた瞬間、あこの体が勝手に反応してしまった。
何…有美さん、怖い。
有美さんは、腕組をして、しゃがんでいるあこを睨む様にじっと見ていた。
…その強い目つきに、体がこわばってしまってうまく動けない。
気付いた時には、あこの方から先に目を反らしていた。
キュッ…
なんとなく、あっちゃんの服の袖を掴んでしまった。
「おっ…どーした?あこ?」
ウーロン茶の入った紙コップを口に運ぼうとしたあっちゃんが、あこの顔を覗き込んで来た。
ホッ
やっぱり、あっちゃんの笑顔は、魔法の笑顔なのかも…
4、5m離れた所から、エリとヒロトくんが、ポカーンと口を開けて、あこを見つめていた。
「プッ…あこ?」
ポンポン…
あっちゃんから優しく頭を撫でられて、ハッっと我に返った。
『あっ……』
うわわっ!
皆こっち見てるよ~…
今の、かなりまずかったかも…
「あこ?有美のヤツ、酔ってるからさ…酔っぱい本気で相手にすんなっ!…でも、ありがとなっ!」
あっちゃんの笑顔は、やっぱりホッとする。
安心する魔法の薬みたい。
「有美~、ちょっと来て~!」
あこ達の所から少し離れた場所に座っている2人の女の人が、有美さんに手招きをした。
2人も、有美さんほどじゃないけど可愛い。
派手目なギャルって感じだ。
「あ~い、今そっち行く~!!」
有美さんは、ビールが半分位入った紙コップを持って立ち上がった。
ふわ…
何の香水かな?凄くいい香り…
甘くて、優しい香りが、あこの鼻を通り抜けた。
あこは、その甘い香りにつられて有美さんを見上げた。
ビクッ
有美さんを見上げた瞬間、あこの体が勝手に反応してしまった。
何…有美さん、怖い。
有美さんは、腕組をして、しゃがんでいるあこを睨む様にじっと見ていた。
…その強い目つきに、体がこわばってしまってうまく動けない。
気付いた時には、あこの方から先に目を反らしていた。
キュッ…
なんとなく、あっちゃんの服の袖を掴んでしまった。
「おっ…どーした?あこ?」
ウーロン茶の入った紙コップを口に運ぼうとしたあっちゃんが、あこの顔を覗き込んで来た。
ホッ
やっぱり、あっちゃんの笑顔は、魔法の笑顔なのかも…