Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「本当に嫌いか?」
何よ!あこの事、ガキ扱いするくせに…
あっちゃんは、笑っているはずなのに、その声はちょっぴり残念そうに聞こえた。
『ん~ん…好き。』
うつ向いたまま、首を大きく横に振った。
すると、あこの目から砂の上にポタッっと涙が一粒溢れ落ちた。
その瞬間…あっちゃんの大きな右手が、あこの小さな左頬をすっぽりと包み込んだ。
ピクン
あこは、目にいっぱい涙を溜め込んであっちゃんを見上げた。
あこを、愛しそうに見つめるあっちゃんの真剣な顔にあこの心臓が声を上げた。
ドキッ
あっちゃんは、あこの背に合わせる様に、大きな体を屈ませた。
チュッ
そっと、あこの唇に、あっちゃんの唇が触れた瞬間だった。
「あ、やべぇ…ちゅーしちゃった!!」
あっちゃんは、少し戸惑う様に、照れ臭そうに笑った。
あれ?
おかしいな…今まで泣いてたのに…涙がどっかに行っちゃった!
呆然と立ち尽くす、あこ。
「あれ?あこ…?」
あっちゃんの声を聞いたと同時に、また砂の上にへたり込んでしまった。
あっちゃんも、あこに合わせる様にしゃがみ込んだ。
あこは、首だけを横に向け、呆然と真っ黒な夜の海を見つめた。
『あっちゃん…』
「な…何?つーか、ごめん!悪ィ!嫌だったか…」
ジーッっと、海を眺める目だけを、あっちゃんの顔に向けた。
『あこ、初めてだったんだ…キスしたの。』
「は?」
あっちゃんは、不思議そうにあこの目を見つめた。
『初めてだったの!』
「はぁ?何が?」
『だからぁ!!…初めてのちゅーなのっ!今までした事ないのっ!……分かるっ?』
何よ!あこの事、ガキ扱いするくせに…
あっちゃんは、笑っているはずなのに、その声はちょっぴり残念そうに聞こえた。
『ん~ん…好き。』
うつ向いたまま、首を大きく横に振った。
すると、あこの目から砂の上にポタッっと涙が一粒溢れ落ちた。
その瞬間…あっちゃんの大きな右手が、あこの小さな左頬をすっぽりと包み込んだ。
ピクン
あこは、目にいっぱい涙を溜め込んであっちゃんを見上げた。
あこを、愛しそうに見つめるあっちゃんの真剣な顔にあこの心臓が声を上げた。
ドキッ
あっちゃんは、あこの背に合わせる様に、大きな体を屈ませた。
チュッ
そっと、あこの唇に、あっちゃんの唇が触れた瞬間だった。
「あ、やべぇ…ちゅーしちゃった!!」
あっちゃんは、少し戸惑う様に、照れ臭そうに笑った。
あれ?
おかしいな…今まで泣いてたのに…涙がどっかに行っちゃった!
呆然と立ち尽くす、あこ。
「あれ?あこ…?」
あっちゃんの声を聞いたと同時に、また砂の上にへたり込んでしまった。
あっちゃんも、あこに合わせる様にしゃがみ込んだ。
あこは、首だけを横に向け、呆然と真っ黒な夜の海を見つめた。
『あっちゃん…』
「な…何?つーか、ごめん!悪ィ!嫌だったか…」
ジーッっと、海を眺める目だけを、あっちゃんの顔に向けた。
『あこ、初めてだったんだ…キスしたの。』
「は?」
あっちゃんは、不思議そうにあこの目を見つめた。
『初めてだったの!』
「はぁ?何が?」
『だからぁ!!…初めてのちゅーなのっ!今までした事ないのっ!……分かるっ?』