Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
元々あっちゃんは、背が高いうえ、更にワンサイズ大きい服を好んで着ていた。

背が低いあこが着ると、袖は長袖状態。

裾なんて膝まで来る。

まるで、ワンピースを着たみたいだった。

クスクスと笑っていると、部屋のドアが開いた。

ガチャ

「オレンジジュースでい…プハーッ!!!何だよそれ~!」

あこを見るなり、あっちゃんも吹き出してしまった。

『ねーっ!!でか過ぎるよ~!!』

「プクククク…お前、マジで可愛い過ぎ、あこにはでか過ぎたな!」

あっちゃんは、笑いながら、オレンジジュースをテーブルの上に置いた。

『うん、でもすっごい楽チンだよ~♪』

バフッ

あこは、ベッドの上に飛込む様に座った。

すると、あっちゃんもあこの横へ腰を降ろした。

一口、オレンジジュースを飲み込んだ。

オレンジジュースなんて、今まで数えきれない程飲んで来たのに、なんだか特別甘く感じた。

ボスッ!

「くはぁ~ぁ…ねみぃ!」

あっちゃんは、くぁっと大きなあくびをして、ベッドに倒れ込んでしまった。

大きな、大きな、子供みたいっ☆
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