Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
眠たそうな顔のあっちゃんは、子供みたいで、本当に可愛い。

あこは、あっちゃんを見てフフッっと微笑んだ。

「あーこー…おいで!こっち。」

右腕を枕元で伸ばして、右手であこを手招きしている。

え~!

あこは、心臓が破裂しそうな程、ドキドキしながら、あっちゃんの左腕に頭をちょこんと乗せて、横になった。

「うりゃっ!」

『ひやっ…』

ぎゅうううっ

あっちゃんは、あこを強く抱き締めてくれた。

でも、凄く凄く優しく抱き締めてくれた。

「あーっ…夢かぁ?あこが俺の腕ん中にいる~フハッ!」

フッっと、悪戯っぽく笑ったあっちゃんは、すぅー…っと、眠りに着いてしまった。

『…大好き。』

あっちゃんの寝顔を見つめなから、小さく呟いた。

あっちゃんは、眠っているのに、あこを強く抱き締めたままだ。

でも、壊れ物に触れる様に…抱き締めて眠っていた。
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