Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
地震と家族
朝。
外は、気持が高ぶる程、爽やかな快晴。
晴れ渡る青空に、雲1つ見当たらない。
「…シ!…アツシ~?」
遠く…遠くから聞こえて来る…女の人の声。
優しくて、愛情に満ちた…温かい声。
…誰?
ゆらゆら…ゆら…
あれ?おかしいな…目眩がするな…
体が横に揺れてる…
『…ん…んーっ!?』
あこは、ハッっとして、勢い良く、飛び起きてしまった。
ぐらぐらぐら…ギシッ…ギッ…
目眩なんかじゃなかった。
ベッドごと、体が揺れていた。
地震だ!!!
激しい揺れの中、1階から声が聞こえた。
「アツシー!!地震ー!!………アツシー?」
さっき夢の中で聞いた声と同じ女の人の声だ。
これは、きっと、あっちゃんのお母さんの声に違いない。
「…ん~…」
あっちゃんは、あこの横で地震に気付く事無く、熟睡してる…こんなにも激しく揺れてるっていうのに。
『もうっ!!どうしよ…あっちゃーん!!お願いだから起きてー、地震ー!!』
も~寝てる場合じゃないんだよ~!!
何で起きないんだよ~?
一生懸命に、あっちゃんの大きな体を揺すり続けた。
「んぁっ…何…地震…バカッ!!やべぇー!!」
『そーだよっ!!何回起こしても起きないんだもん!』
ガバッ
あっちゃんは、まだまだ寝惚けた顔で飛び起きると、ベッドから物凄い勢いで飛び出した。
バンッ!
『えっ…えぇ~!?ちょっと、あっちゃん!!』
あこは固まってしまった。
ギシッ…ギシッ…
揺れは激しさを増す。
外は、気持が高ぶる程、爽やかな快晴。
晴れ渡る青空に、雲1つ見当たらない。
「…シ!…アツシ~?」
遠く…遠くから聞こえて来る…女の人の声。
優しくて、愛情に満ちた…温かい声。
…誰?
ゆらゆら…ゆら…
あれ?おかしいな…目眩がするな…
体が横に揺れてる…
『…ん…んーっ!?』
あこは、ハッっとして、勢い良く、飛び起きてしまった。
ぐらぐらぐら…ギシッ…ギッ…
目眩なんかじゃなかった。
ベッドごと、体が揺れていた。
地震だ!!!
激しい揺れの中、1階から声が聞こえた。
「アツシー!!地震ー!!………アツシー?」
さっき夢の中で聞いた声と同じ女の人の声だ。
これは、きっと、あっちゃんのお母さんの声に違いない。
「…ん~…」
あっちゃんは、あこの横で地震に気付く事無く、熟睡してる…こんなにも激しく揺れてるっていうのに。
『もうっ!!どうしよ…あっちゃーん!!お願いだから起きてー、地震ー!!』
も~寝てる場合じゃないんだよ~!!
何で起きないんだよ~?
一生懸命に、あっちゃんの大きな体を揺すり続けた。
「んぁっ…何…地震…バカッ!!やべぇー!!」
『そーだよっ!!何回起こしても起きないんだもん!』
ガバッ
あっちゃんは、まだまだ寝惚けた顔で飛び起きると、ベッドから物凄い勢いで飛び出した。
バンッ!
『えっ…えぇ~!?ちょっと、あっちゃん!!』
あこは固まってしまった。
ギシッ…ギシッ…
揺れは激しさを増す。