不思議の街の不思議な話
「....本当に自信家だね。よくそんなことを思いつくよ。」
私のゾッとした表情で私の考えを読んだのか、腕組みをして私を見つめるザッカリーは不機嫌なのを露わにしていた。
「どっちが自信家よ...。」
私は思わず本音が出るが、ザッカリーは私をジッと見つめたまま言った。
「...でも、ゲームというのは少しくらいハードルが高い方が愉しめる。」
「はあ?」
「その憎たらしい口も、叩けないようにしてあげよう。」
「...私を殺すつもり?」
ザッカリーはクスリと笑った。