不思議の街の不思議な話


「お前は自分の仕事をしてればいい。」
「...もう終わりましたけど。」
「...っ、だったらオレが行くからいいよ。」

防戦一方でタジタジのブランと比べで、オースティンはずいぶん余裕だ。

「...副隊長は自分の仕事があるんじゃ?」
「...送るのにそんな時間はかからないからいいよ。」

何故だか妙に不満そうなブランは、さっさと私の前に来ては立つよう促した。
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