甘々なボスに、とろけそうです。


*.
 







「なんっ……じゃこりゃぁあ……!?」


思わず、そう呟かずにはいられない。

兄の忘れ物である、A4サイズの茶封筒を入れた鞄を持つ手が震えそうだ。


(えぇええ……!?)


兄からのメールに書かれているビル名と、携帯で検索して出てきたビルと、目の前にある巨大ビルを、何度も目視する。


ここだ。

ここで、間違いない。


……多分。

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