甘々なボスに、とろけそうです。



「……仕方ないなぁ」


【了解。ただし、次の休みには私のワガママに付き合うこと。忘れものと届け先を詳しく教えて】


そう返事をし、


「遊園地にでも、連れて行ってもらうかなー」


なんて呑気に呟きながら、カジュアルな服に着替えた。


この時の私は、届けたあとはショッピングしよう、とそんなぬるいことを考えていた。


既に……

悪魔の掌で、踊らされているとも知らずに――。

< 4 / 194 >

この作品をシェア

pagetop