甘々なボスに、とろけそうです。
「……仕方ないなぁ」
【了解。ただし、次の休みには私のワガママに付き合うこと。忘れものと届け先を詳しく教えて】
そう返事をし、
「遊園地にでも、連れて行ってもらうかなー」
なんて呑気に呟きながら、カジュアルな服に着替えた。
この時の私は、届けたあとはショッピングしよう、とそんなぬるいことを考えていた。
既に……
悪魔の掌で、踊らされているとも知らずに――。
メニュー