甘々なボスに、とろけそうです。


まずは、そこのエレベーターで、1階まで降りよう。そして1階から、アッパーフロア行きのエレベーターに乗り継ぐ。

28階で降り、会社に着いたらボスの元へ向かい、これからの指示を仰ごう。

この姿、はやくボスに見てもらいたいな。でも、見られるのが照れくさいような、複雑な想いも入り混じる。

……なんだろう、この気持ち。


憩いのフロアからエレベーターに乗り込むと、私は扉のそばに立った。やはり窓際は、外が見えて怖いから。

1階で1度降り、アッパーフロア専用エレベーターがくるのを待っていると、ポンと肩に手を置かれた。


(!)


「みこ」


「……!! おっ、お兄ちゃんっ!!」


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