希望の時間
最近学校でした血液検査に引っかかった



1度病院に行ったものの結果は今日らしい



大した事はないだろう



待合室に着くとすぐに呼ばれた



23番



座ってくれと言われた



ゆっくり座った



検査結果が出たと言われた



表情が少し歪んだ様に見えた



何故だかちょっと怖くなった



そして医師の口から1番聞きたくない言葉が出た



「血液のガン、白血病です。」



嘘だと思った



いや、そう思いたかった




「嘘ですよね?」



思わず聞いた



医師は何も言わず首を振った



私の頭には様々なことが駆け巡った



部活のこと、家族のこと



その他のちっちゃな事



ほんの少し頭の整理ができた所で医師に



「余命は半年です」



そう告げられた



この時初めて自分の命が残りわずかな事を知った



それと同時に神を恨んだ



半年の命なんて意味の無いもの



そう思った



自殺をしよう



そう心に決めた
< 2 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop