希望の時間
病院の屋上に来た
誰もいなかった
ただ、風と、車の走る音だけが聞こえる
怖くはなかった
端に立った
風が頬に冷たく突き刺さった
試合に出たかった
家族でご飯たべたかった
色んな後悔が浮かんで来る
あの時隣の席のあの子に話しかけてれば
あの時バトンパスミスしなければ
あぁ…
こう考えると後悔なんて数え切れないな
けど、後悔ともおさらばだ
私は死ぬんだから
目を閉じた…
車の音がする…笑い声も聞こえる
グイッッ
腕を引っ張られるような感覚に駆られ目を開けた
何故かさっきまで私が倒れようとしていた方とは逆の方に倒れていった
倒れた…
何故か柔らかい
腕を引っ張られた感覚はこれのせいか
「っってて…あ!大丈夫か?」
私の下にいる男は言った
私は無視した
そしてさっきと同じいちに立とうとした
「っておい!なにしてんだよっ!」
また腕を引っ張られた
何故だか涙が出た
死にたかったはずなのに
「お前!ぜってー死ぬな!」
「別にあんたに関係ないでしょ」
「世の中にはな!生きたくても生きれねぇ奴らが沢山いんだよ!わかってんだろ?!」
わかってる
自殺のニュースなどを観て毎回思っていた事だ
わかってるけど…
「あと半年で死ぬんだよ?私。生きてる意味なんてないでしょ?」
「わかんねーじゃん!試しにそれが当たってるか生きてみようとか思わねーのかよ!俺も手伝うから生きてみよーぜ」
意味が分からない
なんでそこまでして自殺を阻止するのか
「俺!柊聖!よろしくな!」
「…橘優希」
柊…こいつの笑顔に救われた気がした
誰もいなかった
ただ、風と、車の走る音だけが聞こえる
怖くはなかった
端に立った
風が頬に冷たく突き刺さった
試合に出たかった
家族でご飯たべたかった
色んな後悔が浮かんで来る
あの時隣の席のあの子に話しかけてれば
あの時バトンパスミスしなければ
あぁ…
こう考えると後悔なんて数え切れないな
けど、後悔ともおさらばだ
私は死ぬんだから
目を閉じた…
車の音がする…笑い声も聞こえる
グイッッ
腕を引っ張られるような感覚に駆られ目を開けた
何故かさっきまで私が倒れようとしていた方とは逆の方に倒れていった
倒れた…
何故か柔らかい
腕を引っ張られた感覚はこれのせいか
「っってて…あ!大丈夫か?」
私の下にいる男は言った
私は無視した
そしてさっきと同じいちに立とうとした
「っておい!なにしてんだよっ!」
また腕を引っ張られた
何故だか涙が出た
死にたかったはずなのに
「お前!ぜってー死ぬな!」
「別にあんたに関係ないでしょ」
「世の中にはな!生きたくても生きれねぇ奴らが沢山いんだよ!わかってんだろ?!」
わかってる
自殺のニュースなどを観て毎回思っていた事だ
わかってるけど…
「あと半年で死ぬんだよ?私。生きてる意味なんてないでしょ?」
「わかんねーじゃん!試しにそれが当たってるか生きてみようとか思わねーのかよ!俺も手伝うから生きてみよーぜ」
意味が分からない
なんでそこまでして自殺を阻止するのか
「俺!柊聖!よろしくな!」
「…橘優希」
柊…こいつの笑顔に救われた気がした