翔の生きる道‥‥〔自閉症に生まれて〕《実話》
そして嫁に隠して関係を持ったまま、一年近くが過ぎた頃だろうか‥‥‥俺は嫁に切り出した。

嵐士:『なぁ、距離あけよか‥‥』

嫁:『なんで‥‥‥』

嵐士:『今のままやったら、うまくいかへんと思うんや‥‥‥』


嫁:『嫌や‥‥‥私何か悪い事した‥‥?』

嵐士:『いーや、お前はなんも悪ないよ‥‥ただ、俺がお前といるのが辛くなってしもたんやわ‥‥』

そう言った後に嫁は黙ってしまった‥‥。
少しの沈黙の後、
嫁:『出ていくんやったら出ていったらいいやん‥‥‥』

なかばヤケクソで嫁が俺に言ってきた。俺は、ほんとに申し訳ない気持ちで、その夜に家を出る決心を固めた。
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