翔の生きる道‥‥〔自閉症に生まれて〕《実話》
そして、みんなが寝静まった後、《すまん‥‥》と心の中で言いながら、俺は家を飛び出した。行く宛が無い俺は、とりあえず漫画喫茶で寝泊まりする事に決めた。

三か月程、漫画喫茶で寝泊まりしながら、仕事に出勤する毎日が続いた。嫁と連絡をとりつつ、協議離婚に向けて話をすすめていった‥‥。俺は、とりあえず住家が無い事には始まらないと考え、小さな借家に住む事にした。勿論、梨沙にも全てを話し、『もう二人の間に障害が無くなるよ』と、更に二人は深まっていく事になった。
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