僕と彼女の77日間
さっき心に誓ったはずの僕の若菜に対する思い。
でも
"僕がそばにいてやれたら"
"そもそも僕が事故に合わなければ"
そんな思いが僕を邪魔した。
「若菜、、」
震える若菜の肩を抱いてそういったその時
ぴくっと若菜の肩が動いた。
「智、、??」
若菜は確かに僕の名前を呟いた。
「智??いるの?智??」
若菜はもう一度僕の名前を呼びながら起き上がって周りを見渡した。
そして若菜の涙が湿った腫れて赤くなった目が僕のいる辺りを見た。
「、、智??」
若菜の目はしっかり僕を捉えていた。