華園のプリンセス




「私、大きくなったらお母さんみたいな妖精になりたいっ!」




「デンファレあなたには、無理よ。末っ子なんだから姉の私。ガーベラがなるべきだわ。」





「お姉ちゃん…。私がもう誰にも甘えず1人で生きていける力を持っていることをお母さんに見せてあげたいの!」




「デンファレ……」





「私もう子供じゃないんだよ?立派な妖精になるって決めたの。」




「いいじゃない。ガーベラ、デンファレも成長しているのよ。」




「フリージアもう帰っていたの??早かったわね。」




「今日は草花の冠を作ってきたの。あ母さんとデンファレとガーベラにプレゼントしようと思って。」





「姉様…うれしいありがとう」




「まぁ、いただいておくわ。」




「ふふふ…似合ってるわよ。さすが私の妹達。」




私は、デンファレ。お母さんはこの国の女王ローズ。




華の三姉妹末っ子に生まれた私はお母さんみたいな妖精になることが夢なの。




そして私の一個上の姉、ガーベラ。

お姉ちゃんはどっちかというと強気で負けず嫌いな性格かな。





最後に一番上の姉フリージア。

姉様はすごくおとなしくて、好奇心が強い自由人。




どこかへ出掛け何日も帰らないこともある。


本人は、数時間ちょっと遠いところに行ってきただけなんて言っているけど結構な距離だと思う。笑




私達華の三姉妹は、もうそろそろ立派な妖精になるための修行に出ることになっている。



そのことについてガーベラと話し合っていたところだ。

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