華園のプリンセス


この7年間苦労したことも沢山あった。
でも、私は1人じゃない…




妖精になれたのも皆がいてくれたから。




「夢…叶ったんだよ…!!」



カーン,カーン,カーン



ジュエリータワーの鐘が鳴り響きこの国を明るく照らした。






「デンファレ…!!」



「サファイア…。待っていてくれたんだ。」



「当たり前だろ。7年か…長かったな。おかえり」



「ただいまっ!!」

私は思いっきりサファイアの腕の中に飛び込んだ。





「デンファレ…あの日の約束覚えてるよな?」



「うん。覚えてる。」


「オレ、デンファレのこと一生守っていく。だから、2人でこの国を守っていきたい。」



サファイアは7年分の気持ちを伝えてくれた。


「私もサファイアとなら、大切な…大切なこの国を守っていけると思う。今はまだ不安もあるけど…ずっとついていくよ。」



「デンファレ…。改めておめでとう」



「ありがとうサファイア。」



私達はその日の夜ジュエリータワーの下で結婚式を挙げた。
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