華園のプリンセス
修行の始まり



「デンファレ、ガーベラこれから長い修行になると思う…。もちろん辛いことも楽しいことも何かに怯えて怖くなることだってあると思うけど3人で乗り越えていこう。」





「そうね。3人なら大丈夫よ」





「修行っていっても何をすればいいのか…」





「ジュエリーはこの国のどこかにあると言われているけれどまだどこにあるのか分からないのよね。」





「何を2人して暗い顔してるのよ!それをこれから探しに行くんでしょう?どこにあるのかなんて分からなくて当然だわ。」




「そうね。ジュエリーを見つけたら妖精になれるんですもの。」




絶対に見つけなくちゃ。
私にはまだやらなくちゃいけない事がある。




きっと私たちにならできる。





「そういえばこの森を抜けた先に大きな湖があるみたいよ。」






「えぇー!行きたいっ!」





「これは、噂だから本当か分からないけど、その湖にはすごく綺麗な人魚が住んでいて人魚に会った人は、願いが叶うんだって!」






「願いが叶う…?」





「行ってみる価値はあると思うけど?」




私は目を輝かせながら首を上下に大きく振った。
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