タイムリミットは君にサヨナラをするまで。
「やっ、ちょっとなにすん──!?」
「黙れ!
こうなったらオマエを黙らすっ」
背中にヒヤリとした硬いものがあたる。
目線の先には血走った目を向ける男子生徒とその後ろに天井が見えた。
そして気付く。私は床に押し付けられているのだと。
てか、これはまずくない!?
身動きしてもビクともしない。
もう帰りのHRは終わったみたいだ。あちこちから椅子を引く鈍い音が響いている。
「ひゃっ」
へんな声を上げたのは男子生徒の手が太ももを滑らせたから。
やだ、きもちわるい。
手がどんどんエスカレートしてワイシャツを捲られる。