タイムリミットは君にサヨナラをするまで。
自分の部屋に戻れば今日のことを振り返るのが当たり前になってる。
柔らかなクッションを抱えて、止まらない息を吐く。
夏休みか……。
私、告白しないといけないんだよね。
どうしようか。
会う日なんてある?
まあ、連絡先は知ってるからいっか。
LINE、しちゃう?
クッションに顔を埋めた。
「もう、どうすればいいんだろっ」
新太なんて霊感があるみたいな事言ってくるし!
そんなの初めて知ったよ!
知ってたらこんな変な焦りなんて無かったかもしれないのに。
大誤算だよーっ!
何度かクッションを殴りつけた後、静かに瞼を閉じていった。
微かに聞こえた、高く刻むように鳴り響く音に、不思議に思いながら。