タイムリミットは君にサヨナラをするまで。


コマの数は時間が経つにつれて増えていき、私の黒もどんどん増え……!?


「ゼテルア、さ、」

「……」

「ヒッ」


に、睨まれた。え、なに、本気モード!?


てか、ちょっと待って。
もう私黒置けないよ……?


何度も確認する。私が次置くところを。

ちょっと、こんなのってアリなの!?



「フッ」


黒く笑う声を聞いた。

前を恐る恐る見てみると、悪い顔をしたゼテルアさん。



「ちゃんと証明シタワヨ?」

ここは、地獄じゃないですよね……?

横を向けば和人さん、ウタくんがいる。

うん、やっぱりここは天国(の入口)。


え、っと……。



「あゆなんの負けね」



……ソー、デスネ。



「本気を出すと怖いのよ?」

「……ワカリマシタ」



…………。

ちくしょう!

本気出しすぎだからね!?


それと星マーク飛ばしてこないで!

言っとくけど、ゼテルアさんがどんどん素早く置いていくからいけないんだよ!

考える時間さえ無かったんだから!!



「もう、つまらん!ゼテルアさんのイジワルーー!」


絶大な敗北を味わった私はベッドにダイブしに行った。


< 166 / 277 >

この作品をシェア

pagetop