タイムリミットは君にサヨナラをするまで。
コマの数は時間が経つにつれて増えていき、私の黒もどんどん増え……!?
「ゼテルア、さ、」
「……」
「ヒッ」
に、睨まれた。え、なに、本気モード!?
てか、ちょっと待って。
もう私黒置けないよ……?
何度も確認する。私が次置くところを。
ちょっと、こんなのってアリなの!?
「フッ」
黒く笑う声を聞いた。
前を恐る恐る見てみると、悪い顔をしたゼテルアさん。
「ちゃんと証明シタワヨ?」
ここは、地獄じゃないですよね……?
横を向けば和人さん、ウタくんがいる。
うん、やっぱりここは天国(の入口)。
え、っと……。
「あゆなんの負けね」
……ソー、デスネ。
「本気を出すと怖いのよ?」
「……ワカリマシタ」
…………。
ちくしょう!
本気出しすぎだからね!?
それと星マーク飛ばしてこないで!
言っとくけど、ゼテルアさんがどんどん素早く置いていくからいけないんだよ!
考える時間さえ無かったんだから!!
「もう、つまらん!ゼテルアさんのイジワルーー!」
絶大な敗北を味わった私はベッドにダイブしに行った。