タイムリミットは君にサヨナラをするまで。
頭の中で考え巡るも、画面の中では話が進んでいて、私はある提案を出した。
【夏祭り誘う?】と。
人の好みは自由だし、ただ応援してあげたいそう思ったから。
はじめて好きだって明かされた日だって、全力で応援しようと思った。
だって、2人は両想いだから。
正直、悔しかった。
あんなヤツと亜優奈がくっつくなんて、って思うと許せなかった。
私、亜優奈のこと大好きだから。
もちろん親友として。
だから、尚更。
あゆなちゃんの返事は即答で否定だった。
【なんでよ】
【だって、恥ずかしい!】
【恥ずくないって】
【それに、私そこまで松崎くんと仲良くないし……】
そんなことないと思うけど。
てか、アイツと仲良くしてないんだけどなぁ。
あゆなちゃんにはそう見えるのか……なんかショック。
【だからお願いします!】
一生のお願いだから!
そう後にまたメッセージが送られてきて、息を吐きながら考えて、キーボードを滑らせた。