タイムリミットは君にサヨナラをするまで。
8月に入って、3日経った今日。
スマホの画面には松崎の連絡先が表示されている。
未だにお誘いのメッセージを送れてない。
毎日開いては閉じてを繰り返してるんだけど、とにかく面倒くさくて送る気もしない。
はぁ。なんで私が誘わなきゃいけないの。
あゆなちゃん、やっぱ自分で誘えばよかったと思うよ。
アイツなら即答だよ。
私が誘ったら……。
確実に結末は見えてる。
「はぁ、送るか……」
そう気のない声を漏らした私は何度も作り出した文章を綴った。
【ねえ、6日って空いてる?】
そう作り出した文章を眺めて、送信ボタンに親指をもっていったその時。
──ピコン。
その画面に文字が表示された。
それと同時に外に飛び出た。
そこには、
【浜仲!今すぐ病院来い!】
とあったから──。