タイムリミットは君にサヨナラをするまで。
「わ、わかったから!一旦落ち着こっか」
顔を引きつらせながら、そっと肩に置いた手を下ろされる。
「落ち着けるか!もうほんっっとに朝からヤバいんだって!」
「はいはい、ほら。青になったから行くよ」
そう言って歩未は私の腕引っ張って歩く。
なんでそんなサバサバしてるんだよ〜。
もう、分かってないなあ!
少し前を歩く歩未に、小さく頭をチョップした。
すると、振り向きざまに「ごめんごめん」て笑うから、これまたしょうがなく許すことにする。
だって、怖い顔してたんだもん!
私と歩未は外見と違う性格をしてる。
私は男っぽい容姿で。
それはこのショートカットに切れ長な目という顔立ちをしているから。
それに背が高い。
女の子にしては高いんじゃないかな?165cmって。
そんな私だけど中身は違う。
自分でいうのもなんだけど、結構な甘えたがりさんだ。
好きなものだって、可愛い系だし。ピンクとかのファンシーな色が好き。
ぬいぐるみとかも未だに集めてたりする。
一方、歩未こと、浜仲歩未は。