タイムリミットは君にサヨナラをするまで。

「ぷっ」


小さく笑う声に薄ら目を開けた。


苦しそうに笑うその姿にあ然として、瞬きを何回かさせる。


心臓はテンポよく脈を打っているけど、顔が異常に熱く感じた。


頬を触るとやっぱり熱くて、

なんでこんなに熱くなってるのだろう

と不思議に思うのと同時に、叫びたくなった。



オカマが私に近づいてきただけなのに!

オカマなんてどうってことないのに!!

なんでこんなオカマなんかに!!!



「ちょっと!聴こえてるわよ!」




ドキドキしちゃったんだろう!!



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